愛猫398
愛猫508愛猫529

凛と響き渡る目覚ましの音に

私はやおらベッドから抜け出し

寒々とした部屋の中で

ストーブのスイッチをひねる

寝室の外で

催促するような愛猫の声が聞こえ

私はそそくさと扉を開き

愛猫たちに声をかける

おはよう、、美斗くん

よく眠ったかい

 おはよう、、茶斗くん

お腹へったのかい

やさしく朝の挨拶を繰り返してから

私はいつものように

猫たちといっしょになって

凍てついたテラスに降り立ち

東の空を見上げる

今日はいいことがあるかな

すてきな出来事に巡り逢うかな

祈るような気持ちで日の出を待ちながら

私の一日は幕を開ける